アドヴェントカレンダーの窓がみんな開きました。

今日はクリスマスイブ。
今年マウンテンに登場した、マトリューシュカのサンタさん。

手にしているものは、
ブランド品の贈り物、高級シャンパン、高級車のキー

金塊、そして…LOVE!
メリークリスマス!素敵な夜をお過ごしください。
「サンタクロースはいるの?」
8歳のバージニアという女の子が、学校で「サンタクロースなんていないよ」と
からかわれ、家にかえってきてからお父さんに、サンタクロースは本当にいる
のか聞きます。お父さんは困って、「サン新聞社に聞いてごらん。新聞社の記者
さんなら本当のこと教えてくれるだろう」と言ったそうです。
この永遠の疑問に対して、当時の記者フランシス・チャーチが素晴らしい回答を
しました。1897年9月21日に載ったこのコラムはその後すごい反響を呼び、
サン新聞が廃刊になるまでのあいだ、クリスマスシーズンになると必ず掲載され
たそうです。
サン新聞コラム記事
私共は、以下の、これほど傑出した書簡に対し、直ちにお答えできることを
うれしく思うとともに、サンの支持者の中に、その誠実な著者を入れることが
できたことは、私共に、非常な満足を与えるものです。 サン新聞
「へんしゅうしゃさま。私は8歳です。 私の友達が、サンタクロースはいない
って言います。パパは、「もし、サンにそう書いてあるのならそうだろう」
と言いました。本当のことを教えてください。サンタクロースはいるんですか?」
バージニア・オハロン 95番通り西115
バージニア、君の友達は間違っているよ。
彼らは、疑い深い年齢の、何でも疑う考えに影響されているんだ。そして、
目に見える物以外は信じないんだ。自分のちっぽけな頭でわからないことなんて
ないと思っているんだ。
いいかい、バージニア。
人は、大人でも子供でも、ちっぽけなものなんだ。この偉大な天地万物の中で、
人の知恵は、ほんの虫、アリのようなものなんだ。人と、限り無い世界とを
比べたとしたら。そして、すべての真実と知識を手にすることのできる知能に
よって評価をしたとしたら。
そうだよ、バージニア。
サンタクロースはいるんだ。彼は、確かに存在する。それは、愛や寛容、
そして献身が確かに存在していて、君も知っているように、沢山のそれらが、
君の生活にすばらしい美しさと、喜びを与えてくれるのと同じように。
ああ! 世界は、なんてつまらない所だろう、もしサンタクロースがいないと
したら。そのつまらなさは、バージニア達がいないと同じくらいだろう。
そこには、生活をより良いものにしてくれる、純真な信仰もなく、詩もなく、
ロマンスもない。私達には、見たり感じたりする以外の楽しみは、なくなって
しまうだろう。子供時代に世界を満たしている不思議な光も消え失せてしまう
だろう。
サンタクロースを信じないだって!
妖精も信じないのかい。パパに頼んで、サンタクロースを見つけるために人を
雇って、クリスマスイブに、全部の煙突を見張らせることもできるだろう。
でも、もし君がサンタクロースが来るのを見なかったとして、それで何が
わかるだろう。
誰も、サンタクロースを見たことがないというのは、サンタクロースがいない
ということじゃないんだ。世界で一番本当のことは、子供にも、大人にも見え
ないんだ。君は、芝生の上で妖精がダンスをするのを見たことがあるかな。
もちろん、ないさ。でも、それが妖精がいない証拠にはならないんだ。誰も、
世界にある、目に見えなかったり、見えなくなることができる不思議なことの
すべてを、想像したり、心に描いたりすることはできないんだ。
君は、赤ちゃんのガラガラを壊して、何が音を出しているのか見ることができる
だろう。でも、目に見えない世界を覆っているベールはどんなに力持ちの男でも、
全部の力持ちの男の力をあわせても、引き裂くことはできないんだ。信仰や空想、
詩、そしてロマンスだけが、覆い隠すものを押しのけて、その向こうにある
天上の美と栄光を、眺めて心に描くことができるんだ。本当かだって。
ねえ、バージニア。
世界の中で、本当で、変わることがないのは、それだけなんだ。
サンタクロースがいないだって!
ありがたいことに、彼は生きていて、永遠に生き続けるんだ。今から千年たっても。
バージニア、それどころか千年の十倍たっても彼は、子供達を喜ばせ続けるんだ。
子供にも大人にもサンタクロースはいるのです。